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数土 幸夫; 芳野 隆治
電気評論, 86(2), p.41 - 49, 2001/02
日本原子力研究所は、昭和31年6月に設立されて以来、国の計画に従い、科学技術の総合発展に貢献する「先端的な原子力科学技術の研究開発」と原子力のかかわる科学技術の可能性を開拓する「先導的な原子力研究開発」を世界最先端の研究施設を活用して進めている。先端的な原子力科学技術の研究開発では、中性子科学,光量子・放射光科学,放射線利用,物質科学,環境科学,先端基礎,高度計算科学等の研究を推進し、原子力の総合科学としての多様な可能性を追求している。先導的な原子力科学技術では、エネルギー源の安定確保と地球環境と調和のとれたエネルギーシステムの開発を目指し、核融合炉の研究開発,将来型エネルギーシステム研究,高温工学試験研究,安全性研究,保健物理研究等を進めている。本報告では、原研における最近1年間の研究開発の主要な成果を中心に、研究の現状と動向を紹介する。
竹内 浩; 杉本 昌義; 中村 博雄; 湯谷 順明*; 井田 瑞穂*; 實川 資朗; 近藤 達男; 松田 慎三郎; 松井 秀樹*; Shannon, T. E.*; et al.
Fusion Energy 2000 (CD-ROM), 5 Pages, 2001/00
本論文は、FPCCの要請に基づき作成したIFMIFの段階的建設計画を基本とする建設コストの削減と平準化に関するものである。全コストは、当初の目標を減じることなく、概念設計時の全コストから約40%減の487.8Mドルに合理化された。段階的建設は、核融合炉開発と整合させた3段階の開発整備計画とし、第一段階の建設コストは、概念設計時の全コストの62%減となり、303.6Mドルで実現できることを示した。なお、第一段階では、50mAの運転による照射試験によりITER増殖ブランケット材料の選定を行い、第二段階では125mAに増力して原型炉設計のための工学データの取得を行う。また、第三段階では加速器の2台に増設し250mAの運転により原型炉材料の寿命評価のための100-200dpaの工学データの取得を行い、当初の目的を達成する。
村上 義夫
プラズマ・核融合学会誌, 68(5), p.467 - 479, 1992/11
核融合研究と核融合炉開発における真空技術の役割について概説する。1970年代以降パルス運転の核融合実験装置の不純物問題を解決するため種々の壁材料や表面清浄化法が開発されたが、これらは真空科学・技術に新しい領域をもたらした。大型トカマク装置の建設期にいくつかの特殊な真空部品や技術が実用化されたが、今後定常運転の核融合炉を実現するためにはさらに高負荷対応型真空技術とでもいうべき先進的な技術の開発が必要である。
浅見 哲夫; 五十嵐 信一
日本原子力学会誌, 23(12), p.904 - 909, 1981/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)日本の評価済み核データ・ライブラリー、JENDLはシグマ委員会および原研の核データセンターで編集されている。その第1版、JENDL-1は高速炉開発に利用することを主目的として1977年に編集を終了した。第2版のJENDL-2は、高速炉開発以外の核融合炉開発や遮蔽計算などの分野での利用を考慮して、現在編集が進行中である。その第3版、JENDL-3はより本格的な汎用核データ・ライブラリーを目指して、その作成計画が立案された。ここでは、JENDL-3の特長、作成作業計画を述べるとともに、利用者からの要請、JENDLの生いたちについても触れる。